アメリカ横断4日目:コカ・コーラが生まれた場所、アトランタ。

本日のメインディッシュは、世界ブランド価値ランキング3位のコカ・コーラが運営するパビリオン。ブランドコミュニケーションのヒントがいっぱい。

アトランタは人口500万人を超える大都会。
都会のマクドナルドの駐車場は騒がしくて、あまり寝れなかった。。今夜はモーテルにしよう。お風呂も3日くらいちゃんと入ってないし。

ブランドコミュニケーションのヒントがたくさん詰まった、コカ・コーラミュージアム

本日の目玉は、コカ・コーラミュージアム。
世界ブランドランキングの今でこそは3位だけど、Apple、Googleに取って代わられるまでは、ずっと1位をひた走ってきたコカ・コーラが贈る、コカ・コーラの歴史的な博物館である。

ブランディング関係者にとっては、非常に興味をそそられる場所。世界のコカ・コーラがどのような変遷をたどり、現在のトップブランドに成り得たのか。そして、ミュージアムという箱で、ブランド価値をどのように顧客に訴求し、ファンを獲得しているのか、行く前からワクワク。

午前9時、開演ぴったりにやってきたコカ・コーラミュージアム。ミュージアムは街のど真ん中にあり、隣にはジョージア水族館も併設されている。チケットは16ドル(日本の旅行代理店だと25ドルくらいになるので注意)。パーキングは24時間10ドル。
アトランタのコカ・コーラミュージアム。

着いても中に入れないから聞いたら、開場9時じゃなくて10時やったみたい。
VIPなのか、団体客なのかわからないけど、先に入っていた人たちもいるみたいだから、ツアーでくれば9時なのかも。列に並んでた、テキサスからきたとゆう老夫婦と話して時間を潰す。

10時開場

最初は待合室。目の前にはボトルアートオブジェ。世界の柄やテーマがあしらわれている。
入り口入ったところの待合室。
なんと日本語のパンフレットがあった。でも、フォントの使い方が微妙や。。

壁一面のディスプレイ。金かけてる!
壁一面のディスプレイ。

導入部

待合室で待つこと数分。ゲートが空いてエントリールームへ誘導される。
赤い空間に、広告やら何やらがぎっしり。

待合室の次の赤い部屋。金かけてる!
待合室の次の赤い部屋。

コカコーラの看板。
コカコーラの看板。

係りのエンターテイナーのお兄さんが説明をしていく。みんなのテンションを盛り上げる。部屋には50人くらいが入ってるけど、日本人はひとりやった。

シアターでコカ・コーラのムービー

50人が連れてこられたのは、今度はシアター。全員が着席すると動画が始まる。
コカ・コーラが掲げている「ハピネス」というキーワードをもとにした動画プレゼンテーション。
シアター

言葉はいっさい入れずに、動画だけでハピネスを表現。
サプライズパーティ、孫ができたよサプライズ、スカイダイビング、気球の中でプロポーズ、などなど人生のふとした幸せがたくさん散りばめられていて、見てるこっちも幸せに。コーラは一切出てこなかったのに、コカ・コーラ社が目指している世界観にすごく共感したくなる動画やった。

動画が終わるとスクリーンが空いて扉が。向こうには広間が見える。ケネディ宇宙センターといっしょや。ドラマチック。

金かけてる!いい意味で!

クリエイティブに一切妥協せず、しっかりと予算をかけてブランドが目指している世界観を作り込んでる。ちょっと日本企業では考えられない規模の予算と熱意がそこにあるんやろうなと思った。

コカ・コーラの秘密

動画プレゼンテーションの感動が冷めやらぬままに、正面のゲートが左右に割れてオープン。ケネディ宇宙センターの演出と同じ!
向こうには、大きなホールがあって、そこからは、レシピの秘密、コカ・コーラの歴史、模擬工場見学、と3つの大きなセクションに分かれている。

まずは、レシピの秘密。
コカ・コーラのレシピって、世界で二人しか知らなくて、その二人は、もしも飛行機事故にあったときのために、絶対に同じタイミングで飛行機には乗らない、という都市伝説がある。
その秘密がわかるというセクションだ、真っ先に行くしかない!

レシピの秘密セクションへの入り口。扉は本物の金属。「秘密」感の演出にも一切の妥協がない。なにか大切なものを守ってるんだなと一発でわかる。
レシピの秘密への入り口。

中もすごい。監視カメラをつかったインテリア、秘密の小部屋で引き出しを開けて秘密を見ていくインタラクション、この間に小休止で会社情報、昔の新聞記事のリーク情報、秘密を逆手にとってさらに謎目かせる仕掛けや、秘密をまもってる、あるいはここには秘密があるとゆう演出が幅広くて深い。

調薬コーナー。フレーバーのビンなどがずらりと並ぶ。
調薬コーナー。

レシピの草案。
レシピの草案。

来場者が引き出しの中の秘密を自ら開けて体験するというアトラクション。
来場者が引き出しの中の秘密を自ら開けて体験するというアトラクション。

数字のインフォグラム。売り上げ数値の繊維、シェアなどがひと目でわかる。
数字のインフォグラム。
そういえば、エピソードをひとつ思い出した。NHKの白熱教室で、コロンビア大学の授業をやっていたときのこと。”枠組み”の思考というのがテーマで、コカ・コーラが例に出てきた。
ある幹部会議でのやりとり。今年の売上の伸び率は前年比10%UP、シェアは5%UPです、どうです、すごいでしょう社長と。そこで社長の言った一言。

コカ・コーラは、世界が1日で消費する水を含めたすべての飲料の1%しかシェアを取れていないんだぞ(清涼飲料水業界ではシェアNo.1だったが)。そういう”枠組み”で考えれば、小さな伸び率に愉悦を感じずに、もっとやることがあるだろう。

そこから、コカ・コーラのものづくりにパラダイムシフトが起こり、お茶や乳酸系飲料、さらには世界各地の舌似合わせた味のローカライゼーションという革命が起こったという。

80年代、90年代って、自動販売機で売られているジュースって、炭酸かフルーツジュースかコーヒーだけだった。お茶が売られ始めるようになって、お茶をお金出して買うなんて!と思っていたけど、今ではお茶を買うことは普通になっている。パラダイムシフトとデファクトスタンダードの成功例。

閑話休題。
泡のシュワシュワをアレンジしたインタラクション。前に経つとカメラで読み込んで、自分がシュワシュワに動く。記念撮影スポット。ついつい、写真を撮って、共有したくなる。
インタラクション。

レシピが隠されている金庫。結局、レシピの謎は謎のままだった!笑
というかレシピの謎っていう都市伝説をつかったブランディングは、コカ・コーラが始めたんだなという確信が得られた。正確にいうと、創業当時のゴシップ新聞がそういう伝説を始めたんだけど、現在はそれをブランド資産としてコカ・コーラが利用していると。したたかだなー。
レシピが隠されている金庫。

コカ・コーラの歴史

コカ・コーラが売り出された最初の薬局に立つ創始者、ジョン S.ペンバートン。彼は薬剤師でもともと、増血剤や咳止めのシロップなどを作っていたらしい。それで、ソフトドリンクの開発にも取組んでおり、鎮静強壮効果の有る飲み物で「フレンチ・ワイン・コカ」の開発に成功したのが、コカ・コーラの始まり。
銅人形。

コカ・コーラの調剤風景。
コカ・コーラの調剤風景。

コカ・コーラの封栓の機械。当時は、蓋をする作業を手作業で行っていて、1分間に何個栓ができるぜ!ってのが自慢話の種だったそう。
コカ・コーラの封栓の機械。

そのあとはグローバル館の演出。世界の自動販売機、世界で売られているボトル、世界の広告など、世界のコカ・コーラが前面に打ち出されている。

世界のコカ・コーラ販売機。
世界のコカ・コーラ販売機。

コカ・コーラの工場

つづいて、生産ラインを再現した工場セクションへ。
コカ・コーラの工場。

機械萌え。
コカ・コーラの工場2

世界の飲料セックション

最後は2階に上がって、世界の試飲セクションへ。ここでは、100種以上のコカ・コーラ社の飲み物が試飲できる。
試飲コーナーの入り口

世界五大陸別に分かれていて、各国の飲料が楽しめる。
試飲コーナー北米

南米コーナー。
南米の試飲コーナー。

小さいカップで世界の飲料を飲みまくる。たぶん、100種ほぼ全ての味を試した。
小さいカップで世界の飲料を飲みまくる。

面白いのは、各大陸で好まれる味の傾向や打ち出し方が全然違うこと。

・アフリカは全体的にドリンクの味がおかしい。薄いというか、なんというか、正直まずい。
・南アメリカはとってもフルーティ!
・ヨーロッパはケミカルな味が多い。
・アジアは材料押し。例えば野菜ジュースなんてカテゴリはほぼアジアのみ。
・北アメリカは王道。味も普通に美味しい。

ここでは自分好みの味の飲料を作れる。
コカ・コーラミュージアム

おみやげの8オンス・コーラがもらえる。
おみやげの8オンス・コーラ

コカ・コーラミュージアムおもしろかった!
ここにきて、コカ・コーラを文字通り体験できて、ファンになってしまった。
さらに、ブランドコミュニケーションのお手本のような展示がみれてとても勉強になった。ちゃんとコンセプトを立てて、予算を十分に使うと、このレベルまでもっていくのが理想だなと思った。

アトランタの街見学

昼過ぎまでがっつり楽しんで、アトランタの街見学に。

まずは、名物バーガー屋「Just Around The Corner」でお昼ご飯。
just round the corner

Just Around the Cornerの店内。店員おすすめの本日のバーガーとオニオンリングをいただく。飲み物はもちろんコカ・コーラ!全部で5ドル。ただし、バーガー写真を取り忘れる失態。。
店内は、周辺のオフィス客でいっぱい。あらかじめ電話で予約して取りに来るというスタイルが多いみたい。
Just Around the Cornerの店内。

州議事堂。
州議事堂。

オリンピック公園から見える観覧車。
オリンピック公園から見える観覧車。

カナダで見ていたCNNの本社。ツアーもある。16ドル。時間がなかったのでパス。
CNN

アトランタを満喫!
他にも郊外にみどころがたくさんあるので、もうちょっと周りたかったな。

ニューオリンズへ移動開始、初モーテル

アトランタを夕方16時頃に出発。
西へ400キロのYorkへ移動。Yorkは特に何もない街で、New Orleansへの中継地点。3日連続でマクドナルドの駐車場に野宿だったので、疲労困憊。本当はNew Orleansまで行きたかったけど、この状態で夕方から700キロとか死ねると思ったので、途中休憩。
アトランタ〜ニューオリンズの地図

Yorkで泊まった、AMERICAN'S BEST INN & SUITES。
AMERICAN'S BEST INN & SUITES

駐車場はこんな感じ。1泊50ドル。モーテルにしては少し高め。しかし、インド人オーナーがすごく親切でいいところ。朝ごはんも出るらしい。フロント前のスペースに7〜8時限定で、コーヒー、マフィン、シリアル、ヨーグルトなどが食べられる。
モーテルの隣にガソリンスタン・レストランがあったので、アメリカンビールを買って部屋でくつろぐことにする。
モーテル

モーテルの部屋。キングサイズのベッド、テレビ、机、そして、トイレ・バス。グレードの高いモーテルなのでアメニティがしっかりしていた。
モーテルの部屋。

ちなみに、いつのまにか、iPhoneの時計が1時間戻っていることが判明。アトランタのあるジョージア州からアラバマ州の間に時刻変更戦があるらしい。
アメリカのタイムゾーン。Yorkは、ミシシッピ州。いつの間にかアラバマ州を通過していた。
アメリカのタイムゾーン。

ぼうぼうだったヒゲを整えて、4日ぶりの熱いシャワー浴びる。生き返る!!
少し仕事があったので結局夜中まで起きることに。

本日の走行距離、279マイル(450キロ)!けっこう走った。

COMMETNS

コメントをする

すべて必須項目です。メールアドレスは公開されません。